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これまで五十年以上も阪神タイガースのファンをやってきたけども、最後までもつれる、最終盤まで競り合うという展開でタイガースが競り勝って優勝したのを見たことがない。
要するに勝負弱いチームだとしか考えられない。 特に打線が打てなくなるんだな。勿論、ヒットは打つんだけども、思うようにタイムリーが出ない。特に勝負所でここで打てば、試合の主導権を握れる、ここで打てば勝てるだろうという場面ではまず打てない、三振か凡打に終わる。
他方、投手のほうはここを抑えないといけないという場面で踏ん張り切れないで失点してしまう。その結果、優勝をかけた大一番に負けるという結果になる。これが五十五年以上も続いてる。だからタイガースが優勝するには、終盤までもつれるような展開にしてはダメ。もっと早い時期に抜け出してゲーム差をつけて独走態勢に入らないと優勝は出来ない。
かつて1962年と1964年には、終盤まで大洋と優勝争いを続けて競り勝ったというが、その時には終盤の試合で結構打って得点していた。1962年には、最終戦で優勝が決まったが、打線が打って6点取った。小山投手が完投完封して6−0で勝って優勝を決めた。1964年には、この時も打線が爆発して12−3で大勝して石川緑投手が完投勝利を収めて逆転優勝を決めた。勿論、当時のタイガースが打てない点が取れないチームであって、小山・村山とか村山・バッキーとか投手力で優勝したと言われていたが、不思議なことに終盤の優勝争いでは、打線が結構打って点を取っていたのだ。だから余計なプレッシャーが掛からずに優勝できたと言える。
ところが、その後の優勝争いでは、意識過剰で緊張してしまうのか? とにかく打線が打てなくなって思うように点が取れない、重苦しい雰囲気になってしまい、余計プレッシャーが掛かってますます打てなくなる。そうこうするうちに、投手が捕まって失点してしまって負けてしまう。ほぼそんなことの繰り返しだ。1970年も1973年も1976年もそうだった。1992年などは完全にそうなってしまった。2008年と2010年も基本的にはそうなった。打線が強力だったはずだが、肝心な試合になって打てなくなり、思うように点が取れないで負けた。
事ほど左様に、本当に勝負弱いチームなんだとしか思えない。 だから9月が勝負だなどといっていてはダメなのだ。前半戦こそが寧ろ勝負なのだ。前半戦でたくさん勝っておいて、もっと余裕を持って後半戦を戦える展開にしておかないといけない。その上で、チームに勢いをつけて独走態勢に入ることだ。そうでもしないと、このチームが優勝するのは、ほぼ見られないと考えるしかないね。。。。。。これがほぼ「歴史の教訓」ではないかなと思う。 |
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